黒歴史(くろれきし)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
まあ簡単に言うと「恥ずかしい思い出」「忘れたい過去」とかの事を黒歴史といいます。
今回は私(オレオレ)の中の数ある黒歴史を1つ語りたいと思います。
その名もニコニコ動画に動画を全力で投稿したら、再生数が一桁だった!です。
画像はイメージで実際の再生数とは異なります
では、まずニコニコ動画とオレオレの馴れ初めでも勝手に語りますか(謎の上から目線)。
目次
ニコニコ動画を知ったキッカケ
テイルズウィーバーというオンラインゲームをしている時に同じクラブの人から誘われたのがキッカケでした。
確か「ニコニコ動画、面白いよ。一緒に見ようぜ!」的なクールなお誘いでした。
でもニコニコ動画を見るには会員登録する必要があったので私はずっと断っていました。めんどくさい。と。
でもクラブの他のメンバーも薦めてきて、何だかニコニコ動画を見ないと、ハブられそうな気がしたので仕方なく登録しました。
その時は2007年でニコニコ動画のサービスが開始されたばかりで物凄く勢いのある時でした。会員数もまだ50万人くらいだった。
そして私も、すぐにニコニコ動画の魅力に取り付かれ、すぐにニコ厨(ニコニコ中毒の人の事)になりました。それから数ヶ月はニコニコ動画に毎日入り浸っていました。
ネットゲーム中毒からニコ厨毒になった瞬間でした。ネトゲ廃人からニコ厨に華麗にジョブチェンジ。
ニコニコ動画の影響を受けて
「初音ミク」や「東方」といったマニアックなモノを知るキッカケになり、すっかりハマってしまいました。
友達は誰一人「東方」を知らなかったけど私の家に来た友人には無理やり音楽を爆音+リピートで聞かせていました。
そのせいで東方を全く知らない、友人も数人程、洗脳することに成功しました。
彼らは東方というゲームもキャラも何も知らないだろうけど、あの音楽を聴いたら間違いなく今でも体が反応するでしょう。
それはそうと、当時は「初音ミク」がTVCMに出たり、世界でライブまでするようになるとは夢にも思ってませんでした。当時は私の周りには誰1人として知っている人はいなかったので。
自分しか知らなかったモノが段々と世間に認知されるようになり、世界に広まっていく様(少し大げさ)は本当に面白かった!
そしてある一線を越えた辺りから少し寂しい気持ちにもなりました。
地元出身の人気の全然なかったアイドルがいつの間にか、雲の上の人になっていたような…..そんな感じなのかもしれません。(私はアイドル好きではないですが)
このクロームのCM動画は私のお気に入りです。私が数年の間に少しずつ感じた事を1分に集約している感じなので。
インターネットは面白い!何か自分でもやってみたい!という考えがぼんやり出てきたのもこの頃かもしれません。
ニコニコ動画に動画を投稿した
そして、ニコニコ中毒になって5年くらい経って、ニコニコ動画に動画を投稿する事になります。原因は友達にしつこく、「動画を投稿しようZe」と言われたから。
当時の私はもうニコニコ動画にはとっくに飽きていて正直どうでも良くなっていました。
しかし、動画を投稿した経験がブログの運営に何か役に立つかもしれない。という考えもあったので結局やってみる事に。
投稿した動画は全部で10個くらいでした。しかし案の定、どの動画も再生回数はほとんど伸びませんでした。
投稿した動画は全てが再生数一桁ではありませんでしたが、一番気合を入れて時間をかけて作った動画は一桁でした…
当時、私はすでにブログを運営していたので、ネットを使って注目を集めるのは難しい事はわかっているつもりでした。簡単には再生数は増えないだろうとは思っていましたがやはりその通りに。
動画の再生数が伸びなかった理由を考えて見た
あれから、何年も経っているので冷静に理由を考えてみました。
といってもどちらの動画が面白いか?なんて動画の比較はどうやれば良いのかさっぱりわかりませんでした。
なので単純に再生数が100万を超えている動画といろいろ比較してみました。
その結果….
- 単純に動画がつまらない
- 動画編集技術が未熟
- 企画や題材が適当すぎ
と全部ダメであるという結論に達しました。
つまり、成功する要素が1つもなかったのです。人気のある動画は何かしら、秀でたものがあるものです。私の投稿した動画にはソレが何1つなかった。だから伸びなかった。当然の結果でした。
動画の作成時間とは
私は動画は作業用音楽、ゲームのプレイ動画、MADと一通り作ってみました。それぞれがどんな感じなのか把握する為にあえてジャンルを絞らず一通りやりました。
その中でも一番大変だったのはMAD動画作成でした。MADというのは本来、「馬鹿げている」などの意味があります。
しかし現在は意味が変わってきています。アニメやゲームなどの画像、動画、音声などを上手に組み合わせて新しいストーリやシーンを作り出す二次創作の事です。
5分程度のMAD動画を作成したのですが、かかった時間は2週間です。1日の作業時間は10時間以上で2週間くらいかかりました。
まあ、動画編集ソフトを使い慣れていない、動画素材を集めながら、など不慣れな部分も多かったという理由もあります。
まあ何にせよ5分の動画を作るのに2週間かかったり普通にするのが動画の世界です。こだわり出すとキリがないんですね。
そして私の2週間の努力の結晶(笑)は誰にも評価も批判もされずに終わりました(笑)。
- 動画を投稿するタイミング(ランキングに一番のる可能性が高い時間に投稿)
- タグをできるだけ多くつける(検索にHITしやすくする)
- 動画投稿後にコメントをすぐつける(コメントが新しい順で検索した場合上位に表示させる為)
など、いろいろできる事はやってみたのですが結果は無残なものでした。
一番ヒドイ、いじめって無視する事だと言われたりもしますが、そんな軽いいじめを受けている気分になりました(笑)。
この経験から私は動画を作った作者さんにはやさしくするように心がけています。面白くない動画だと思っても、動画を作った人に配慮してコメントをしたりもするようにしました。
まあ慰めにしかなりませんけどね。皆それなりに苦労して動画を作っているというのは事実だと思うので。
再生数一桁から学んだ事
これらの事を受けて私は1つ当たり前の事をようやく学びました。
どれだけ苦労したとしても、面白くないものが出来てしまったら、それはただの産業廃棄物だと。(検索の邪魔になる事もあるので、ゴミ以下の産廃が妥当)
動画を作るのにどれだけ苦労したとか、時間がかかったかは視聴者(動画を見る人)は全く興味はないのです。(よほどの有名人とか成功者でない限り)
投稿動画の現状とは
実はニコニコ動画に動画を投稿して再生数が伸びない。と悩んでいる人はオレオレ以外にもけっこういるようです。
そこで、動画を投稿した人は平均してどのくらいの再生数を獲得できるのか?調べてみました。
ニコニコ動画に投稿した動画の平均再生数
平均の再生数は分かりませんでしたが、動画投稿後、1ヵ月後だと
- 再生数 138
- コメント 7
- マイリスト 2
というデータが出ているようです。5万9000件もの膨大なデータの結果なので信憑性は高いと思います。
普段人気動画しか見ていない方からすれば信じられない数字なのではないでしょうか?
再生数が10万超えてない動画はクソ動画だとか思っていませんか?ノンノン。再生数10万どころか1万ですら、とても難しい事なのです。
現実は非情で動画を投稿したほとんどの人(私を含む)がこのくらいの数字になっているようです。
この数字は3年以上前のデータです。ニコニコ動画の動画総数が当時より増えているので2015年現在だと、もっと数字は小さくなっていると思われます。
まとめ
グーグル様のおかげで、「再生数が伸びなかったのはオレオレに才能がなかったせいじゃなかったんだ。
ニコニコ動画の仕様だったんだ!」と自分を無理やりに納得させる事が出来ました!
全国のニコニコ動画に動画を投稿したけど再生数が全然伸びない(´_`。)というそこのアナタ!
みんな再生数が伸びないんです!ほとんどの人が伸びないんです。ニコニコ動画の仕様なんです。むしろ伸びる人がおかしいくらいなんです!という事が分かって頂けたと思います!
分からない事は調べるに限るね!さらに絶望する時もあるけどね!