ダンジョンマスターはアメリカのFTLという会社が作ったゲームです。
コアなファンに今でも人気のある作品で、ダンジョンを攻略するゲームになっています。
ウィザードリィや不思議のダンジョンも好きなオレオレも何度もやったゲーム。
このページではダンマスの魅力だけでなく欠点もきちんと紹介したいと思います。
面白いゲームを探しているゲーマーの方に役に立てば幸いです。
目次
ダンジョンマスターのストーリー
簡単に言うと、鏡に閉じ込められた24人の勇者の中から4人を復活させ、炎の杖を奪還するというモノです。
ですがダンジョンマスター(ダンマス)にとって、ストーリーなんてあまり関係ありません。
ダンマスにとって重要なのはストーリーではないと思う。
m9っ`Д´) ビシッ!!
ダンジョンマスターの魅力とは?
ダンマスの魅力と言えば、やはり非常にリアルに作られている所だと思います。
ダンジョンの中では常に時間が経過しています。時間が経つと、勇者達はお腹もすくし、喉も渇きます。
また、迷宮を照らす松明も時間の経過で燃え尽きたり、寝ている間にモンスターに襲われる事もあります。
近づいてくるモンスターの足音が聞こえたり、明かりを目指してモンスターが近づいてきたりと、古いゲームですがとても良く出来ています。
またモノには全て重量が設定してあり、モノを持ちすぎると、歩くスピードが遅くなったりもします。
個人的にダンマスの一番好きな所は、倒したモンスターのお肉を食べてお腹を満たす豪快な所でしょうか。
モンスターの肉を食って飢えをしのげ!
ダンマスは何もしなくてもお腹がすくゲームです。そのまま放置していると、最後は餓死という運命が待っています。
ダンジョンの中にはりんご、とうもろこし、パンなど冒険者達が落として行った?であろう食料がありますが、それだけでは到底足りません。
ダンマスでは倒したモンスターの肉を食べる事ができます。例をいくつか挙げたいと思います。
手前にあるキモい色の肉が「ワームの肉」。ミミズの親分のような奴がワーム。凄い色ですが、毒はないようです(笑)
ワームの肉は重くて、あまり満腹度が回復しません。すぐ食べましょう。
手前側に落ちているのが「スクリーマーの肉」、ブロッコリーみたいなのがスクリーマー。
ワームに比べると若干マシ?(笑)スクリーマーの肉はそんなに重くなくて、満腹度がけっこう回復します。
ジャイアントラットです。倒すと、ダンマスで一番美味しそうに見える食料「もも肉」になります。
とても美味しそうだし、実際満腹度がかなり回復するので一番役に立つ食料です。
水を補給しないと待つのは…
人間は当然、水も飲まないと生きていけませんよね。ダンマスでもやはり水の補給は必須になっています。
放置していると当然まつのは死です。
水のみ場はダンジョンの限られた場所にしか存在しないので、発見したら必ず補給しておきましょう。
また、水を入れる事ができるアイテムは「フラスコ」と「かわぶくろ」のみとなっています。
フラスコは水一回分のみ水を汲む事ができ、かわぶくろは3回分の水を入れる事ができます。
モノには全て重量が設定されている
ダンマスのアイテム全てには重量が設定されています。金貨から剣、鎧、兜、全てのモノにです。
強い防具を発見したとしても必ずしも持っていけるとは限らないのです。
各キャラクター毎に持ち運べる重さが決まっていて、それを超えると攻撃や移動スピードが落ちてしまいます。
レベルを上げると少しずつ持てる重量が増えていきますが、中盤以降はアイテムの取捨選択をせざるを得なくなっています。
また、重量以外にもアイテムの個数にも制限があります。しかし、こちらはダンジョンで手に入る「箱」を手に入れる事である程度解消する事ができます。
「箱」は1つでアイテムを8個詰める事ができます。が、箱自体が5KGと重たいのであまりたくさん持てません。
レベルアップと経験値について
ダンマスのレベルは戦士、忍者、僧侶、魔術師と4つ存在しています。キャラクターの取った行動によってそれぞれの経験値が入るシステムです。
基本的に武器で攻撃すれば戦士レベル、モノを投げれば忍者レベル、秘薬を調合すれば僧侶レベル、魔法を唱えれば魔術師レベルが上がります。
経験値を稼ぐ時に必ずしも、モンスターと戦う必要はありません。
シャドーボクシングのように扉に向かって、剣を振ったりするだけでも経験値は得られるようになっています。
リアルでいいですね。
多彩な攻撃方法
ダンマスで怪物と戦う方法は剣や魔法だけではありません。
殴る、蹴るはモチロン、ときのこえを上げて、敵を威嚇したり、モノを投げて攻撃したり、扉で挟んだり、落とし穴に落としたりといろいろな方法があります。
特に扉で敵を挟む方法はいろんな場所で活用でき、割と効果が高いです。頭を使えば、弱いパーティーでも敵を倒す事ができます。
呪文を唱えるのに時間がかかる
ダンマスでは魔法を唱えるのも、少し大変です。呪文にはシンボルが4種類(パワー、エレメント、フォーム、クラス-アラインメント)あり、それを組み合わせて呪文を唱えます。
それぞれのシンボルには6種類ずつあるのでかなりの数の組み合わせがあります。
正しい、シンボルの組み合わせでないと呪文は意味を持たないので注意が必要です。
また僧侶や魔術師レベルが低すぎると、呪文に失敗する事も多いので反復して練習する必要があります。
ピンチの時に咄嗟に唱えた呪文が失敗したりする時もあるので、緊張感があっていいですね。
ダンマスの欠点
ダンマスはとても面白いゲームですが、当然欠点もあります。
私がやっていて気づいた点をいくつか挙げたいと思います。
処理落ちをよくする
スーファミ版のダンマスはよく処理落ちします。というかほぼ常にしています。
スーパーファミコンだと性能的に少しキツイゲームなのかもしれませんね。
モンスターの動きや扉の開閉などは本来はもっと早いはずなのですが、処理落ちするので遅くなっています。
特に、注意したいのは敵がたくさん沸いた時やアイテムを大量に地面に置いた時です。
この時にかなり遅くなります。
やたらと硬い敵「ロックパイル」。処理落ちのせいで、倒すのに時間がやたらかかります。しかし、メニュー画面を開くと、処理落ちしなくなります。
これで何倍もの速度で敵を攻撃できるようになります。
処理落ちで敵がなかなか倒せない場合メニュー画面を開くのはかなり有効です。正し、敵の攻撃もかなり早くなるのでやられないよう注意が必要です。
仲間がやられた時は注意
また仲間がやられると、仲間が持っているアイテムを全て地面に落とすというリアルな設定があるので注意しましょう。
大量のアイテムが床に散らばるので、急激に重たくなります。ボタンを押しても反応が遅れるので覚えておきましょう。
PC98版は早かった
一度PC98版のダンマスをやったのですが、あまりのスピードに驚きました。
ゲームをスムーズにやりたい方はPC98版をやるといいかもしれません。
しかし、スーファミ版は逆に敵の動きがゆっくりなのでその間に考える事ができます。
ダンマスを初めてする人は食料や水の問題やらいろいろ苦労すると思うので、スーファミ版が丁度いいかもしれません。
操作性があまりよくない
先ほど挙げた「処理落ちする」と関連しているのですが、ダンマスはボタンを押してワンテンポ遅れて、実行される事が多いです。
私は慣れているのでなんという事はありませんが、初めてやった人は遅いと思うかもしれません。
それからもう1つあります。ダンマスはアメリカで作られたゲームです。
なので日本のゲームとは少しボタンの使い方が違います。ダンマスではBボタンが決定ボタンになっています。
日本のゲームだとAボタンが決定ボタンである事が多いですが違っています。
まあ、「処理落ち」も「操作性」も慣れれば気にならなくはなると思います。
個人的にはダンマスは他のゲームにはない魅力をたくさん持っているゲームなので長所が圧倒的に勝っていると思います。
ダンジョンマスターの続編
ダンマスジョンマスターにはいくつか続編があります。興味を持った方もいるかもしれないので簡単にですが紹介しておきます。
- 続・ダンジョンマスター カオスの逆襲(PC)
- ダンジョンマスター・ネクサス(セガサターン)1998年
- ダンジョンマスターRTC(ウインドウズPCのフリーのソフト)
- ダンジョンマスター2(第一弾スカルキープ)
- ダンジョンマスター セロンズクエスト(PCエンジン)
なおダンジョンマスター2は三部作の予定だったが、FTL社が倒産したので未完の作品になっている模様。
ウインドウズPCがあれば無料でプレイ出来る物もあるので気になる方はやってみるのもいいかも。
まとめ
今回は私の大好きなスーパーファミコンのRPG、ダンジョンマスターについて書いてみました。
もし、この記事を見て、ダンマスに興味を持ってくれた方がいたら本当に嬉しいです。
ダンマスで分からない事があったらなんでも聞いてください。
答えられる範囲で答えたいと思います。
最後に
ダンマスは常に時間が経過しているので初心者の方は飢えや喉の渇きで苦労するかもしれません。
スーファミ版はスタートボタンを押すとセーブ画面が表示されます。
この画面の時だけ時間が経過しないのでゆっくり考えたい時はセーブ画面を表示しましょう。