ラピュタで育ったアニオタのジブリ作品ランキング

ジブリアニメランキング

「トトロの森」が今ヤバいらしい。となりのトトロに出てくる美しい自然にはモデルがあります。その森に墓地を建設するかどうかでモメているとか。

小さい時はトトロが大好きで何度も繰り返しみていたので、何とも言えない気分。

それはそうとラピュタが好きなオレオレの個人的なジブリアニメのランキングを作ってみました。

注意点として

  • おすすめの作品ほど後で紹介
  • 最初の方に紹介しているのは見てなかったら見てもいい程度のおすすめ度
  • 最初の方の作品は酷評していますが、どれも1度は見るべき作品
  • ネタばれしている作品もアリ

となっています。また(ホーホケキョ となりの山田くん、崖の上のポニョ、かぐや姫の物語、思い出のマーニー、風立ちぬ、借りぐらしのアリエッティは見ていないor内容を忘れたので除外しています。)

ネタばれしている作品も少しあるので見てない人は注意です。でもジブリ作品は有名でみんな見てるだろうからあまり問題ないかな。

それではいってみよう!

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目次

千と千尋の神隠し

2001年

監督 宮崎駿 興行収入 304億円

世間では非常に評価の高いジブリアニメで、海外でも人気や知名度は高いです。が、ぶっちゃけこのアニメのどこが面白いのか全然わかりませんでした。(偉そうにすみません…)

ダウンタウンの松本人志が千と千尋を見て

何が言いたいのあれ?何にも無いやん?! 

と言ったらしいのですが、私も全く同じ意見でした。松本はあまり好きではないのですが、この意見に関しては賛成です。まあ松本の作った映画はどれもジブリとは比較にならないショボい売上げのモノばかりですが…(売上で判断するのもアレですけど…)

単なる一視聴者として「何がいいたいのかわからない」という点で同感です。絵はとても綺麗で、アニメも動きとしては凄くいいです。世界観という点では完成度は高いと思います。

でも結果的に「何がいいたいのかわからない」作品だったという結論です。あんなに売れた理由もさっぱりわかりません。こういう風に本音を書くと叩かれるんだろうけど、嘘なんて書いたって仕方ないし。

しかもネタが「風○嬢」って…..天下のジブリがそんなネタ使わなくても(子供も見るのに)…..深読みしない人は気づかないとは思いますが…

千と千尋が300億の興行収入だったら、ラピュタは3000億いってもおかしくないと思う。私の中ではそのくらいの大きな差があります。

ラピュタの興行収入がショボいのはジブリが今ほど有名じゃなかったからじゃないだろうか。

ハウルの動く城

2004年

監督 宮崎駿 興行収入 196億円

正直、ハウルの動く城は10年くらいの間に3回くらいは見たんだけど内容をあまり覚えていないんですよね。まあ既に大人になっていてアニメをかなり見ていたので、あんまり感動とかはなかったです。

絵はやはり綺麗だし凄いとは思うのですがね。純粋に年を取って物語を楽しむ事ができなくなっただけなのかもしれません(悲しいですが…)

ハウルの声はSMAPの木村拓哉です。初めてソレをCMで見た時は「え?」と思いましたが、実際見てみるとキムタクらしさがあんまりなくて以外に良かったですね。

キムタクの最大の武器であり、個性であるイケメンという部分が見えないので声優としての起用は悪くはないと思います。しかし、声優を使わずにわざわざアイドルを使う必要があったのかというと…それもまあ疑問です。

やはり話題性を狙ってキムタクを起用したのでしょうか?だとしたらとても残念ですね。でもよく考えれば、企業として利益を追求するのは当然か。従業員が何百人といるだろうしね。

ビジネスとして考えれば、売上げを伸ばせる方法があるのならその方法を取らないのは間違ってますからね。

猫の恩返し

2002年

監督 森田宏幸 興行収入 64.6億円

「耳をすませば」の主人公、月島雫が書いた外伝作品らしい。どちらも見たけど調べるまで気づきませんでした。耳をすませばに登場したバロンがこの作品にも出てきます。

お話としてちょっとファンタジー色が強いアニメでした。主人公のハルの眉毛が印象に残っています。困った時にカタカナの「ハ」の字になるんですが、妙に可愛いです。

後、猫好きとして猫がたくさん出てきたのが良かったですね。太った猫のムタがもこもこしていてイイ感じでした。

コクリコ坂から

2011年

監督 宮崎吾朗 興行収入 44.6億円

そこそこ評価がいいのは初めから期待していなかったのと、レトロなモノが出てくるアニメが好きな為。このアニメは初めからラピュタのようなアニメではないとわかっていたからね。

貧しくても希望に溢れ向上心に満ち溢れた、現代人にはあまりいないようなタイプの登場人物達がたくさん出てきます。最近はネガティブになりがちな若者が多いので、ある意味現代にあったアニメなのかもしれません(私自身もそうですが)。

もう最近のジブリアニメに飽き飽きしている人も、1度は見ていいと思う。

ゲド戦記

2006年

監督 宮崎吾朗 興行収入 76.5億円

監督が宮崎駿の息子の宮崎吾朗のアニメ。

戦記という名前のわりに規模の小さいみみっちい戦いでした(笑)。ジブリアニメじゃなかったら、ここまでは思わないんだろうけどね。どうしても期待してしまう。

あんまり登場人物も出てこないし、ストーリーもたいしてよくなく、感動もできないし、面白くなかった。

ゲド戦記など、最近のジブリアニメしか見たことない方がいたらラピュタやナウシカを絶対にみるべき(見た事ない人はほとんどいないと思うが)。

比較すればそのクオリティの差に驚くはずです。

こんな言い方をしては失礼かもしれないが、天才だった宮崎駿も年を取ってしまったのかもしれません。

おもひでぽろぽろ

1991年

監督 高畑勲 興行収入 31.8億円

10才くらいの時に映画館に親に連れて行ってもらって見た映画です。まあ数年前にまた見たんだけど、おもひでぽろぽろはあきららかに子供が見て楽しい映画じゃないよね。

このアニメは25歳以上の人推奨ですよ。人生経験が豊富じゃないオレオレが言うのもアレだと思いますが。主人公もそのくらいの年齢だしやはりターゲットはそのくらいの年の人なんでしょうね。(27歳の主人公の顔にシワがあるw)

タイトルに思い出とある通り、思い出がテーマのアニメです。思い出って年を取れば取るほど、多くなるし懐かしさや、今の生活とのギャップが大きくなっていきます。

ある程度、生きて、その昔と今のギャップが大きくならないと、分からない事、感じられない事ってたくさんあると思うんですよ。

若い人が見てつまらないなーと思っても、10年後にまた見たら評価が全然違う作品になるんじゃないかと。

平成狸合戦ぽんぽこ

1994年

監督 高畑勲 興行収入 44.7億円

子供の時に見る機会がなくて、数年前にみた。伝えたいテーマ(自然破壊)としてはけっこう、ハッキリしていて良かったと思います。

たぬきは可愛いんだけど、何度も見ようと思う作品ではなかったですね。

過去のジブリ作品と比べるとエンターテイメント性(面白さ)が少し欠けていたのかもしれません。

テーマとしては立派ですが、見てくれる人が少なかったらやはり多くの人に思いを伝える事はできません。

ラピュタやナウシカは30年近く経つ今でも、何度も再放送されますよね。何故、ぽんぽこでなく、ラピュタが何度も放送されるのか。答えはそこにあるんじゃないかと思います。

紅の豚

1992年

監督 宮崎駿 興行収入 54億円

次のジブリ作品の主人公はブタ!って初めて聞いた時はなんで?豚なの?意味がわらからない…って思いましたね。当時の子供達はみんな少なからず思った事だと思う。

まあ、大きくなるにつれてなんとなくこの作品の良さみたいなのはわかって来た気がしますが。

紅の豚も3回くらいは見てると思うけど、やはり何を伝えたかったのかイマイチわからない作品でした。

オレオレはわかり易い作品がやはり好きです。設定などが深いアニメなどは考察するには楽しいかもしれませんが、考察するのは正直あまり好きじゃないです。

1回見て、そこで言いたい事が伝わらなかったらもう、それで失敗しているんじゃないかとも思います。

何回も見てようやく分かるっていう作品は言いたい事が上手に言えていない、もしくは伝えたい事がない作品なんじゃないかと。

絵は綺麗だし、楽しげな雰囲気は良く出ているアニメなので1度は見るべきアニメだとは思います。やはり、最後まで好きになれなかったのは豚を最後までカッコイイと思えなかったからかもね。

耳をすませば

1995年

監督 近藤喜文 興行収入 31.5億円

リアルが充実していない人が見るとツライ…..という作品という事で有名ですね。また外伝的な作品として「猫の恩返し」があります。

普通にみると、雫と聖司の青春アニメになるんだろうけど、一説によるとストーカー男の話だとも言われてるらしい。最初はうん?と思ったけど、言われてみれば一理あるかも。

主人公の月島雫の声優の本名陽子さんも「今後、すぐ別れると思います」みたいな発言をしているらしいです。

キャラの事が一番理解できているだろう人がそういうならそうなってもおかしくないかもしれません。

話は戻りますが、カントリー・ロードは名曲ですね。この曲のおかげでこのアニメの評価はかなり上がっています(笑)。音楽が好きなのでね。

火垂るの墓

1988年 

監督 高畑勲 興行収入 11.7億円

とても悲しいお話だけど、やはり一度は見るべき作品だと思います。戦争の悲惨さ、惨さをアニメとして伝えられる作品だと思うからです。

やはり、このアニメは悲しすぎます。節子がおはじきを舐めていたシーンはもう…涙腺が崩壊しますね…小学校でも体育館で見せられたし、テレビでも何度もみる機会がありました。

アニメ作品として非常に評価が高く、あの巨匠の黒澤明も感動して手紙を送ったと言われています。またイギリスでも実写映画になるらしい。

となりのトトロ

1988年 

監督 宮崎駿 興行収入 11.7億円

小さい時に一番大好きだったのがトトロでした。ネコバスはそうでもなかったけど不思議な生き物のトトロが大好きでした。やはり子供向けジブリアニメとして非常に優れた作品だと思います。

映画も親がベータ(VHSビデオとは別の種類のビデオ)のビデオに録画したやつを何回も見てました。ベータはしばらく見ない間にカビが生えて見る事ができなくなり悲しんだのを覚えています。

中トトロ(青)のぬいぐるみも持ってました。本当は大トトロのぬいぐるみが欲しかったので親にねだったのですが、高すぎてダメでした。

確か33,333円だったと思います(笑)。子供が買える値段じゃないですよね。たしか滅茶苦茶大きかったと思うよ。子供がベットにできるくらい大きかったと思う。アレ欲しかったなあ(笑)。

魔女の宅急便

1989年 

監督 宮崎駿 興行収入 21億円

若き日の高山みなみ(コナンの声の人)が主人公のキキとウルスラ(絵描きの少女)を演じています。ウルスラも声してたんですね。今初めて知りました。

てかウルスラって名前、本編には一度も出てこないから知らない人もいると思う(本とか読んだ人だけわかる)。

小さい時はキキが途中で飛べなくなるのが悲しくツラくてたまりませんでした。それと後、キキが大雨の中、届けた料理を嫌いと言う孫娘。アイツは今だになんか許せないんですよね。子供ながら凄く衝撃的でした。

なんであんな性格の悪い孫を登場させたのか。あそこのシーンには一体どういう思惑があるのか。今だによくわかりません。パヤオ(宮崎駿)本人も明確な答えを出していないとか。

学芸会でも曲を演奏したし、なんとも思い出深い作品なんですけどね。

もののけ姫

1997年 

監督 宮崎駿 興行収入 193億円

当時、高校生だったかな。映画館まで家族で見に行きました。ジブリアニメが世の中に広く受けいられ出したのがこの時期くらいからだと思います。

クラスメイトもほとんどの人が映画を見に行った!と言ってましたね。

それまでは「スタジオジブリ」という単語がテレビとかCMとかにもあまり出てこなかった記憶があります。「ジブリアニメ」という単語も恐らく、ほとんど使われていなかったはずです。

そんなスタジオジブリの名を不動のモノにしたのが「もののけ姫」だと思います。興行的にも今までのジブリアニメと比べても比較にならないくらい大成功しています。

個人的にはもののけ姫が作られている製作現場を映したテレビ番組が物凄く印象に残っています。確かこんな内容でした。

宮崎駿はもののけ姫を作っている時点で既に、絵を描きすぎて手が人間の限界を超えているというものでした。

人間の書ける線の量はある程度決まっていて、地球4周半分?だったかそれをとっくに超えてしまった。でも宮崎駿は決して妥協せずに痛みを堪え、ひたすら書いてました。

また、もののけ姫の物語のラストをどうするのか?を非常に悩んでいて、この人、大丈夫なんかな?ていうくらい考えていたのが印象的でした。

物凄い時間と苦労と苦悩をして、作り上げた作品だとオレオレは知っていますが、もののけ姫は私の中では1位ではありません。

この順位です。やはり、作品は内容が全てであり、その製作過程はあくまで、おまけでしかないと考えるからです。

たとえ、もののけ姫を作っている過程で過労死した人が出ていてもオレオレの中で順位は変わりません。

風の谷のナウシカ

1984年 監督 

監督 宮崎駿 興行収入 14.8億円

ジブリの最初の作品。小さい時は何だかオームが怖くてあんまり好きじゃなかったんです。姫姉様は好きでしたが(笑)。でも高校生になってその考えが変わったんですね。

ナウシカが好きになった理由は漫画版のナウシカを読んだからです。兄の影響でナウシカの漫画を読んだのですが、アニメのナウシカが好きな人は絶対に読んで欲しいです。実はアニメのナウシカは途中までなんです。

漫画版では半分もいってません。劇場版は無理やりに終わらせただけの中途半端なモノだったんですよ。高校の時にそれを友達にいったら、漫画を貸して欲しいとせがまれて貸しました。

そしたら、読み終わって「王蟲(オーム)ってこんな漢字なんだ!漫画は映画より面白いね」って。ここまではよかったんです。でも面白すぎたのかな。何度催促しても、漫画は卒業式の日にも帰ってこなかったんですよ。

その友達が、さらに友達にまた貸して、ぐるぐるいろんな人の手を回っていたんじゃないでしょうか。兄はあの時、怒っていたけど、結果的には多くの人に読んで知ってもらえて良かったんじゃないかと。

こんな事を15年以上たった今思います。長くなったけど、映画みて気に入ったら漫画を読め!という事です。

最後に映画本編で全く使われてない、安田成美の「風の谷のナウシカ」が名曲なのでぜひ聞いて欲しいです。

安田成美 風の谷のナウシカ

改めて聞くと歌がヘタですね(笑)。しかし名曲です。

天空の城ラピュタ

1986年 

監督 宮崎駿 興行収入 11.6億円

金曜ロードショーで何十回も見たし、録画したビデオでも数え切れないくらい見ました(夏休みに1日1回見てました)。セリフも覚えるくらい見たジブリアニメはラピュタだけです。

当然ジブリアニメで一番を挙げろといったらこの作品以外にありえないです。正直、最近のジブリアニメを見る度に、何とも言えないガックリ感があるのですが、このアニメを見る度に「宮崎駿」は天才だ!と思い直します。

そして、ラピュタやナウシカがあったからこそ、もののけ姫や千と千尋が大成功(興行的に)を収める事に成功したのです。

もし、ラピュタを見た事がない若い人がいたら、絶対に見て欲しいですね。若き日の宮崎駿の最高傑作です。こんなにワクワクドキドキできるジブリアニメは他にありません。

まとめ

書いて、読み直して思ったが、随分と偉そうに上から目線になってしまいました。申し訳ない。でもね、ラピュタを見て育ったからジブリ作品にああいうのをどうしても求めてしまうんですよね。

だからゲド戦記のCMを見た時についに、昔のようなハラハラワクワクできるアニメがキター!って思ったんだけど、蓋をあければ、みみっちい戦いでガックリしました(笑)

期待しすぎちゃうからガックリ感もハンパないんですよね。

オレオレはやはりラピュタが一番好きですね。これも多分、死ぬまで変わらないでしょう。宮崎駿の作品は初期の作品が一番好きだ!という人は多いですが、オレオレもやはりそうですね。

ただの懐古厨なのかもしれけど、最近の作品と勢いが全然違うもの。そしてラピュタが基本になっているから他の作品を見ると酷評になってしまうという。

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