ミネルバトンサーガ-ラゴンの復活-は1987年にタイトーから発売されたファミコンのRPG。
このゲームは簡単に言うと、昔のRPGにありがちな勇者が魔王を倒しにいくRPGです。
しかし、オレオレはこのゲームは名作だと思います。
また当時のRPGとしては画期的なシステムをいくつも持っているゲームでした。
このゲームの面白い点やシステムをいくつか挙げてみると
- ようへいを育てるのが楽しい
- 主人公のレベルが100を超える
- 戦闘から必ず逃げられる
- 広大すぎる世界
- ストーリーが進行すると人の台詞が変化
- 衝撃のバックアップシステム搭載
このような感じです。
簡単にですが、ミネルバトンサーガの魅力を解説したいと思います。
目次
ようへい(傭兵)を育てるのが楽しい!
このゲームでは傭兵を雇って、主人公達の変わりに戦ってもらう事ができます。
しかし、ようへい達はAIによって自動的に動くので自分で操作はできません。
画像は赤が重闘士、青が闘士。
傭兵は5人まで雇う事ができ、敵を倒す事により成長していきます。(トドメを刺す必要有)
傭兵が成長すると、名前とグラフィックが変わるのが楽しいです。
兵士から始まり
兵士→剣士→戦士→重戦士→闘士→重闘士→騎士→重騎士→聖騎士→ゴッドハンド
となります。
また傭兵は一度でもやられると生き返らせる事が不可能になっています。(新しく別の名前の傭兵を雇う事は可能、32名まで?)
大事に育てないとすぐにやられてしまうので、愛着が沸いてくる点もいいですね。
オレオレはこのゲームで初めてゴッドハンド(神の手)という言葉を覚えました。
傭兵は雇えるのが5人。だから神の手(指)も5本という事なのでしょう。
主人公のレベルが100を超える
当時、ドラゴンクエストなら2が最新でした。その当時最新のドラクエ2はレベルが最大まであげても50までしか上がりません。
画像はドラクエ2(FC版)の最高レベル。
でも、このゲームはレベルが100以上になります。
今ではレベルが100を超えるRPGはめずらしくありませんが、当時としては3ケタのレベルがあるゲームはほとんどありませんでした。
小さいながらにとても驚いた記憶があります。
この事を小学校でクラスのみんなに言うと、嘘つき呼ばわりされたほどです。そのくらいめずらしいモノでした。
戦闘から必ず逃げられる
このゲームは戦闘中に逃げるを選択すると100%逃げる事ができます。
その代わり、エンカウント率が高めになっています。
また固定の敵キャラやボスは倒さないと先に進めないのでバランスは取れていると思う。
ストーリーが進行すると人の台詞が変化する
これも当時のゲームとしては画期的な事でした。ストーリーが進むと、町の人の話す内容が変化します。
今では当たり前の事ですが、当時のゲームではいつ話しかけても同じ事しか言わないのが常識でした。
衝撃のバックアップシステム搭載!
若い人はわからないと思いますが、当時のRPGではセーブをする時にパスワードを入力するというのが一般的でした。(ドラクエ1と2もパスワード)
このパスワードというのが曲者で、1文字でも間違えるとゲームを再開する事ができません。
つまり、セーブを失敗した事になり、以前パスワードを取っていた所まで戻されてしまいます。
当時のRPGでは「パスワード」という純粋な「ゲームの難しさ」とは違った強力な敵が存在していたのです。
画像は邪聖剣ネクロマンサーのパスワード画面。オレオレも子供の頃、リアルに何度も泣かされました。
前置きが長くなりましたが、ミネルバトンサーガではパスワードを取る必要がありません。
当時としては画期的なバックアップシステムを搭載していたからです。
今でこそ当たり前ですが、私がゲームをやっていて初めてパスワードを取らないですむRPGを見たのはミネルバトンサーガが初めてでした。
ドラクエも3からバックアップシステムを採用してパスワードを取る必要がなくなりましたが、ミネルバトンサーガが先です。
広大すぎる世界
ミネルバトンサーガは世界が広い事でも有名なRPG。
このゲームにはFF3のノーチラス号(移動速度8倍)のようなの乗り物などないし、マップ(世界地図)を見ることもできません。
それらもミネルバトンの世界が異常なまでに広いと感じる要素になっていたと思います。
しかし広すぎる世界はミネルバトンサーガの欠点にもなっています。
ダンジョンが本当に長い
世界が広いのは冒険する場所がたくさんあっていいことですが、このゲームは正直、世界やダンジョンが広すぎです(笑)。
特に終盤はダンジョンの連続でクリアーを諦めてしまう人も多いと思います。
私の長いゲーム人生の中でも、このゲーム以上に長いダンジョンは見た事ないです。(不思議のダンジョンなど、特殊なゲームを除く)
後半は鬼のように長いダンジョンが次々に襲いかかります。
ダンジョンが長すぎてもうクリアーは無理だ!そういう人はある裏技を使えばかなり楽にクリアーできます。
歩くスピードアップ+エンカウントなしの裏技
ゲームのタイトル画面で1Pで「上上下左A左右下下Bスタート」と入力して、ピコーンと音が鳴ったら成功です。
歩くスピードがアップして、固定の敵以外が出現しなくなります。
個人的に、ミネルバトンサーガの一番難しい所は長いダンジョンをどう攻略するかに尽きると思います。この裏技があればクリアーできなかった人もクリアーできるハズ。
スタートボタンを押すと解除も出来るので良く出来た裏技だと思う。
まとめ
ファミコンの隠れ名作RPGミネルバトンサーガはどうだったでしょうか?
終盤のダンジョンの長さは、他のRPGの追随を許さないものがあります。
ドラクエやFFも面白いけど、玉には違ったゲームをするのもいいものですよ。
最後に
私はこのゲームを未だにちょくちょくやっています。そこで、序盤をサクサク進めるためのアドバイスでも。
ゲームは自分で攻略するから面白いんだろ!という人はスルーしてください。
まず、話を少し進めて、ドルフの町にいき、傭兵を5人雇います。傭兵はへいしで大丈夫。
後、アダンのみを99個とがんやくを買えるだけ買います。後は砂漠にある、運命の塔にいき、シープヘッドを倒すだけです。
まともに戦うと絶対に勝てないので、「アダンのみ」を遠くから撃ちまくります。シープヘッドが近づいてきたら、ようへいコマンドでようへいを一瞬だけだしてBボタンでキャンセル。
それを繰り返せば、シープヘッドがレベル0でもノーダメージで倒せます。1体倒すだけで3000G手に入るのでそのお金で、また「アダンのみ×99」と「がんやく」を買います。
お金に余裕が出来てきたら、「スレトのつめ」や「ボアのたね」も駆使すればもっとラクになります。これを繰り返す事で序盤から簡単に素早くレベルを挙げる事ができます。
1体倒せたら、シープヘッドを上手に誘導し、宝箱にひっかけ、ワンユイの無限に撃てる魔法弾で倒すのもアリ。
また、ようへいも同じ要領で強くする事ができます。
シープヘッドのHPが30くらいまで減らせたら、「へいし」でも倒せる可能性が出てくるので傭兵がやられないように上手にトドメをさしましょう。
ようへいも「きし」くらいまでならすぐに成長するので今後の冒険がラクになります。
ゲームは普通にプレイしても面白いけど、遊び方を工夫する事でより楽しく遊べるのが魅力ですね。
ミネルバトンサーガの続編について
続編はシルヴァ・サーガ(FC)、シルヴァ・サーガ2(SFC)、ガデュリン(SFC)等があります。(FC=ファミコン,SFC=スーパーファミコン)
シルヴァ・サーガはミネルバトンサーガの後日談、ガデュリン世界の創世神話がミネルバトンのようです。