次世代機と呼ばれていたセガサターンのクソゲー、バカゲーを集めてみました。
ゲーム機の性能は上がってもクソゲーは永久に不滅です!
それではどうぞ。
目次
サイベリア
バイオハザードのような3D視点で主人公を動かして話を進めていくゲーム。ファミコンのクソゲーで例えるならシャドウゲイトに似ています。
やたらとショボい事で主人公が死ぬのが特徴。転ぶ、感電する、爆発する事で死にまくります。
またアニメーションパターンが少ないのか一瞬で振り向くので違和感がある。
それから、こちらが隠れていても敵が全く驚く事無く、すぐに発砲してきたり、いきなり船が爆破されたり、いろいろと笑える。
また、このゲームの敵は皆、キレやすくちょっとした事で発砲してくるので注意です。クソゲーであり死にゲー。
ドラえもん のび太と復活の星
基本的にアドベンチャーとアクションを繰り返して進んでいきます。ADVパートではキャラクターしゃべりまくるのはさすがです。次世代機のセガサターンはメガドライブとは一味違いますね。
ただし、ロードが地味に長い、アクションがやや難しい(ボスに攻撃が効いているのかわからない)です。手前と奥に2ラインあるので、難易度もやや高めです。
それからジャンプ力が異常にあるので違和感がある。ドラえもんの道具いらないんじゃ…..と思えるくらいジャンプ力が高い(笑)。
一応、子供向けに漢字は使ってないですが、アクションパートはやや難しめです。
大冒険 セントエルモスの奇跡
大航海時代のようなRPGゲームです。このゲームは印象的な台詞から始まります。そのセリフとは「これはひどい」です。
まるで、自分で作ったゲームを自分自身で嘲笑しているかのようなセリフです。
次世代機のセガサターンなのにグラフィックは一世代前のゲーム機レベルですね。このゲームのセリフを借りるなら「これはひどい」と言わざるを得ない出来。
ショボすぎて主人公にもヒロインにも全く愛着が沸きません。キャラクターの歩き方も妙に早くて笑いが出る。もうちょっと何とかできなかったのか(笑)。
それからストーリーがサクサク進みすぎて、超展開についていくのがキツイ。BGMは良い曲もあるのですが、音源がかなりショボい曲もあるので落差が激しいです。特に武器屋の音楽がやたら短くて、しょぼかったです。
しかし、良い所も当然あります。他の会社に外注したムービーシーンと「Now loading」の画面です。
ライフスケイプ
クソゲーというかただ見るだけのムービーゲーム。ワザワザゲームにした意味はあまりないと思います。DVD、いや当時ならビデオで発売しても良かったと思います。
ゲームの内容自体は勉強にもなるし良いとは思いますが、セガサターンでやる必要は全くないです(笑)。
ゲームとして遊べる要素はミニゲームくらいしかないのでゲームとしてはクソゲーですね。
南方珀堂登場
このゲームは南方珀堂(みなかたはくどう)と読みます。このゲームは練習問題が酷いです(笑)
始めると南方珀堂から、わけのわからない話を数分聞かされたら後、なぜか人を殺した犯人を推理する事になります。
三人の男の中から犯人を探すのですが、ヒントになる寸劇では誰が何をしゃべっているのかわからない状態で推理させられます。開始5分で既にゲームとして破綻しています!
推理する以前の問題ですねこれは(笑)。こんなわけのわからないおしゃべりで犯人が推理できたら、エスパーです。
一応、後で解説のような物があるのですが、解説を聞いてもよく意味がわかりませんでした。
南方珀堂がドヤ顔でいちいち言うのでイラッとしますね。ちなみにオプションはありますが、音響設定しかいじれません。デス様(デスクリムゾン)と同じですね(笑)。
フィスト
フィストは美少女キャラクターが戦う3D格闘ゲームです。しかし、ポリゴンがカクカクすぎるのでバーチャファイター1をやっている気分になれます。
「そんなしょぼいポリゴンで大丈夫か?」と発売前に疑問に思わなかったのでしょうか。美少女キャラクターの顔を無理やり3Dで表現しようとしたタメに酷い惨事が起きてしまいました。
テクスチャーマッピングでもなんでもいいから顔を何とか見れるレベルにしろよwと突っ込まずにはいられません(笑)。バーチャファイター2より後に発売されたゲームとは信じられない出来のポリゴンですね…
またキャラの動きも鉄拳と全く同じのような技が多数あります。わかる人が見れば、すぐにわかるレベルです。
フィストはプレステ版とサターン版があり、内容がかなり違っています。サターン版はopがないのですが、その分、声優のインタビュー等がゲーム内で見れます。そしてサターン版とプレステ版では技の性能やモーション等が大きく異なるのです。
なんということでしょう!無駄に手間がかかっています。その時間をキャラクターの顔にかければもっとマトモなゲームになったかもしれない。
効果音もちとおかしいです。パンチしてるのに爆発してるような音がしたりします。ただ、このゲームは最近の格闘ゲームではあまりない、投げが強めなので少し新鮮でした。
後、良い所はサマーソルト等の技を出した時に声優(豪華声優)が技名を言ってくれる所、音楽がまあまあ良い所でしょうか?
エアーズアドベンチャー
一応3DのRPGです。3Dのキャラクターが動くのですが、いろいろと不自然でおかしいです。特に、人に話しかけた時に手を広げてひらひらさせて(カバディ?)いるのですが、それだけで笑えます。
ストーリーもなんか凄い展開(超展開)をする事が多くツッコミ所ばかりです。秘密結社なのに街に堂々と大きな建物を構えていたりします。
またエアーズアドベンチャーは変な部分にやたらと力が入っているゲームです。名前の入力の画面、メニューを開いた時の背景画像やファンファーレ、旗がなびく音など。完全に間違った方向に頑張ってしまい本編が適当になってしまっています。
いやーでもなかなか面白いクソゲーです。当時定価で買った人には同情をせざるを得ないですが。
アポなしギャルズお・り・ん・ぽ・す
やたらと声優が出演していて40人以上出ているらしいゲーム。印象に残っているのは語尾が「くぅわ」のキャラクターです。思わず某ゲームの「うぐぅ」を思いだしてしまいました。
キャラクターがボイスをしゃべりまくる+ロードが長めなのでゲームのテンポがあまり良くないです。ストーリーについても単調で、キャラと話をしていると必ずと言って良いほど邪魔が入ります。
なかなか進まないのでイラッ☆とする事間違いなしです。何度同じ展開を繰り返すんだ(笑)。
戦闘シーンも女の子を召還して戦わせるという変わった方式なのですが、これも時間が非常にかかります。ロード時間が改善されればあるいは…いや、やはりクソゲーか(笑)。
プラネットジョーカー
ロボットが自機の縦スクロールシューティングゲームです。このゲームのクソゲーのポテンシャルはなかなかのもので、デスクリムゾンよりランキングで下になった事もある程です。
まずopのナレーションの方が鼻声で少し聞き取りずらいです。その後のopの歌も音痴でなかなか酷いです。
制作協力に「代々木アニメーション学院」の名前がありました。なのでプロの声優の方じゃない方もたくさんの方が声優として参加していますね。
キャラクターの口パクが合ってない、声優がヘタすぎる、3Dシューティングなのに3Dの意味がほとんどない等、なかなか見所のあるクソゲーになっています。
でも音楽はまあまあかと、面クリアーした時の音楽は単調で手抜きっぽいですが好きですね。
センチメンタルグラフティ
美少女が登場する恋愛シミュレーションゲームです。センチメンタルグラフティの略で「セングラ」とも呼ばれています。
opが凄いゲーム。暗黒太極拳やら波紋やらといろいろ言われています。確かにキャラクターの動きがいろいろ可笑しいです。波紋やジョジョが好きな人が見たら、笑えると思います。
ヒロインは12人もいるのでまずまずのボリュームだと思います。また日本各地に飛び回る事になるのでいろいろな物があって見るだけでもそれなりに楽しめました。
が、やはりopのインパクトがありすぎです。真っ暗な背景をバックに12人の女の子達が奇妙なダンスを踊る様は必見です!
スーパーアドベンチャーロックマン
ロックマンなのでアクションと思っていたら、アドベンチャー+シューティングゲームでした。アニメーションがなかなか凄い。
ですが、間違えても子供にさせては行けないゲームです。アドベンチャーパートで所々でる選択肢がなかなか鬼畜。ロックマンが敵を容赦なく撃ち殺したり、使用済みのEカンをポイ捨てしたりヒドイ。さすがセガサターンといわざるを得ない。
後、ボスキャラがなぜか関西弁をしゃべります。ロックマンにそんな設定はない!
あと、選択肢を選んだ後にフリーズしたり、アニメの途中で音と画像が飛んだり、開発者の人が「こんなゲームを作ってスマン」見たいな事を言っていたり、自他共に認める公式クソゲー?となっています。
いろいろな意味でロックマンのイメージが壊れます(笑)。にしてもガッツマンの「ガッツ!、ガッツ!、ロックマン!」というセリフが頭から離れません。迷言すぎる。
最後にこのゲームをすればEカンの飲み方がわかります!
スタンバイSay You!
「スタンバイSay You」は声優(千葉繁)が作ったアドベンチャーゲーム?です。一番の特徴は豪華声優が顔出ししているという事でしょうか。とてもめずらしい珍ゲームですね。
ムービーシーンも声優さんが実写で演技をしています。主人公は千葉繁の弟子という設定でアニメの監督をする事になります。
声優さんの演技に監督として指示を飛ばすわけですが、正直プロの声優にゲームをプレイしているだけの素人が演技指導なんかできるわけがないです(笑)。
声優の事はそれなりに知っているつもりでしたが、まだまだ未熟だったようです。声優は声優であって俳優ではないという事ですね。
声優を知らない人(興味ない人)にとっては間違いなくクソゲーですが、好きな人にとっては楽しめるゲームだと思います。opの歌もなかなか良いですし。
ボイスファンタジア 失われたボイスパワー
「スタンバイSay You!」の次に作られた声優(千葉繁)が作った迷作RPG。前作の大失敗を受けてか、opから声優が顔出しはしていません。
しかし、宿屋などに泊まると前作と同じように声優が顔出しで出てきます。昼間は普通のRPGなのですが、夜になると実写の声優がなぜか登場します。唐突すぎるのでかなりシュールです。さすが千葉繁と言わざるを得ない。
前作がかなり手抜きくさかったのですが、グラフィックは前作と比べると少し進歩していますね。またRPGなのにジャンプや、ダッシュもできます。ちなみにこの作品は声優の堀江由衣のデビュー作品らしいです。
ほっちゃんのファンの方はやってみるのも一興かと。
デスクリムゾン
セガサターンが誇る伝説のクソゲーがデスクリムゾンです。あまりにも酷いクソゲーぶりに「クソゲーの帝王」「デス様」等と呼ばれ、多くの人に親しまれるまでになりました。
ジャンルはガンシューティングゲームでバーチャコップのようなゲームです。敵を倒していくと銃が進化するというコンセプトは良かったと思います。
しかし、グラフィックが酷いです。よくわからない酷いデザインの敵が、変な動きで攻撃してきます。ちなみに白い服の人と、ムササビは撃ってはダメです。説明書にも一言も書いていませんがダメです。
デスクリムゾンの主人公のコードネームは「コンバット越前」で本名が「越前康介」となっています。そうですね、名前がバレバレです(笑)。
伝説のクソゲーデスクリムゾンは突っ込むどころが多すぎます。このゲームはopからしてネタの宝庫です。opの名台詞の「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」はクソゲーマー達の間では有名になっています。
誤字も多く、「STAGE」が「STEGE」 「STAFF」も「STUFF」などと間違えています。デスクリムゾンをやらずしてクソゲーを語る事なかれですね。
まとめ
セガサターンは仮にも次世代機と呼ばれたゲーム機なのでファミコン等に比べると性能は圧倒的に上です。
しかし、それにもかかわらず面白いクソゲーが沢山ありました。この事から技術は進歩してもクソゲーはなくなる事はない!と言う事を学びました。
これからも良いクソゲー、バカゲーを探求していきたいと思います。それでは良いゲームライフを。